Miro'sCamp BLOG(ミロキャンブログ)

軽量&コスパの良いキャンプギアを紹介します。

軽いのに頑丈?チタン製キャンプギアの魅力を一挙紹介

こんにちは、ミロです。

みなさんはキャンプギアの中にも様々な材質があることを知っているでしょうか? 今回はその中の一つであるチタンの特性や魅力を紹介していきます。

チタンとは?

チタンとは金属の種類の一つで 特徴としては

  • 軽量性

  • 高比強度

  • 高耐食性

  • 人体への安全性

のようなメリットがあります。

これまでは航空機やロケットなどに多く使用されていましたが、製造技術の向上とともに原子発電所や化学プラント、心臓ぺーメーカーなどの医療器具、さらには時計や自転車などの日用品と様々な用途に使用されています。

それでは、チタンの特性についてキャンプにおいての用途を交えて一つ一つ見ていきましょう。

軽量性

ソロキャンプや登山をするにあたって特に重視されるのが重量です。 キャンプをするにも徒歩や電車、バイクで移動する方は荷物の上限や積載量を考えるとどうしても荷物の軽量化は欠かせないと思います。登山に至っては荷物をもって山を登ることを考えると当然軽量性は重要でしょう。その中でチタンは他の材質と比べるとアルミニウムの次に軽い金属になります。

私が愛用しているチタンクッカー(重量:328.85 g)↓

え!?じゃあ、アルミのギアの方が軽量性を重視するならよくないと思いますよね?しかし、チタンの方が軽い理由がちゃんとあるんです。

高比強度

軽量性の説明でチタンがアルミより軽い理由があるといいましたよね?それと密接に関わってくるのがチタンの高い強度です。チタンはアルミに比べ約3倍の強度があります。そのため、アルミに比べ薄く強度があるギアを作れ、結果的にチタンの方が軽くなるということです。

高耐蝕性

耐食性って聞きなれない言葉ですよね?耐食性とは物の錆びにくさのことを言います。海水や塩分に強く、鉄や銅、アルミよりも錆びにくいとされているため、雨の日や海辺でのキャンプに重宝されます。

長さが選べるので様々なシーンで使えます↓

人体への安全性

チタンは汗や水分に触れることで発生する金属イオンがほとんど発生しません。そのため、金属アレルギーを起こしにくい安全性の高い金属になっています。また、熱や電気を通しにくく環境面にも優れています。このような特性からマグカップやカトラリーなど口に触れるギアに使われたりします。

コーヒーを入れるのにちょうどいい容量で口当たりもいいです↓

チタンのデメリット

これまでチタンの特性やメリットを挙げてきましたが、もちろんデメリットもあります。一つは『値段の高さ』。チタンは幅広い分野で使用される万能な金属ですが、製造が難しく、その分のコストがかかってしまいます。さらに、チタンにも純チタンとチタン合金というものがあり、チタン合金は純チタンに比べ強度と耐蝕性が高いですが、さらに高価になります。コスト面を考える方には一つの懸念点になりそうですね。

もう一つのデメリットとしては『熱伝導性の低さ』があります。チタンの熱伝導性は鉄の1/4であり、アルミと比べても熱が均一に伝わりにくいです。そのため、シングルバーナーなどで温めようとすると他の材質に比べ時間がかかってしまいます。また、熱伝導性の低さから熱が当たっている箇所だけ熱くなってしまい焦げやすくなるという弱点もあります。なので、クッカーでお米を炊いたりとかは難しいかもしれません。

まとめ

これまでチタンの特性を紹介してきましたがいかかでしたでしょうか。 最後にはデメリットも挙げましたが、それを補って余りあるほどの魅力があります。 上記では紹介しませんでしたが、チタンは熱に触れると程よい焼き色が付くので、自分好みに焼き色を付けて味わいを出すなどの嗜好も楽しむことができます。使えば使うほど味がでるなんて渋くて男心くすぐりますよね?この記事を読んでチタン製ギアに魅力を感じた方はぜひ自分で手に取って体験してみてください。